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粋なまち神楽坂-賑わいや路地景観を保全するためのまちづくり-

景観形成の概要

神楽坂通り沿道の活気とにぎわいのある街並みの連続性を保ち,伝統と現代がふれあう商業と業務施設が調和したまちづくりを進めること地区計画の概要となっています.

【新宿区景観形成ガイドライン】

新宿区は、平成21年に「新宿区景観まちづくり計画」を策定し、地域の個性、文化、歴史、自然を残しつつ、調和のとれた景観を作る推進を続けている。この計画には、地域特性に応じた景観誘導として「新宿区景観形成ガイドライン」があり、神楽坂地区は新宿区神楽坂一~五丁目および袋町各地内を「粋なまち神楽坂地区」と位置づけている。また、エリア別にも構成されていて、神楽坂三~五丁目にあたる地域を「2-4神楽坂(路地・横丁)エリア」としている。このエリアの景観形成の方針は、①神楽坂通りのきめ細やかなまちなみを継承する、②伝統的な和の風情を感じる路地のまちなみを継承する、③まとまりのある横丁景観をつくる、としている。神楽坂の景観保存の評価対象には、石畳、建物の周囲とのつながり、照明などがある。

〇神楽坂(路地・横丁)エリア

・道路拡幅後も小規模な店舗の連なる賑わい景観を継承する.

・壁面の位置を揃え、周囲のまちなみとの調和を図る.

・低層部は賑わいを感じられるよう、1階の軒線を強調した意匠とする.

・間口は現在の規模を継承するか、もしくは分節化を図る.

・夜間景観に配慮し、シャッターは透過性の高いものとする

・袖看板の規模や位置は、周囲の建築物に調和させる.

・屋外広告物は神楽坂の風情ある景観と調和するよう配慮する.

景観に配慮したコンビニ

参考文献:新宿区,新宿区まちづくり長期計画(都市マスタープラン・まちづくり戦略)令和5年7月改定,p63

〇横丁(神楽小路、仲通り、本田横丁、地蔵坂横丁、毘沙門横丁、小栗横丁)

・店舗と住居が混在する横丁では、散在する店舗同士のつながりが感じられるような横丁景観をつくり、神楽坂通りや路地とつなげ、回遊性の魅力を向上させる

・看板類の規模や位置は、周囲と調和のとれたものとする

・神楽坂通りや路地からの見え方に配慮した形態及び色彩とする

・黒塀や石畳などが連なる場所では、その連続性に配慮した外構計画とする

参考文献:新宿区,新宿区まちづくり長期計画(都市マスタープラン・まちづくり戦略)令和5年7月改定,p63

奥が見通せない路地

景観に配慮した屋外看板

引用:新宿区,新宿区まちづくり長期計画(都市マスタープラン・まちづくり戦略)令和5年7月改定,p63

〇赤城神社周辺

・地域における歴史やみどりの核として,景観を特徴づけている.

・境内だけでなく,まちなかに伸びている参道や広場空間を通じて、神社の雰囲気が周囲に波及している.

・神社の雰囲気と調和し落ち着いた形態意匠及び色彩とする.

赤城神社(引用:神楽坂みんなのお寺 真清浄寺,アクセス,https://shinshojoji.com/free/houyou1384444856)

〇横寺町

・江戸時代から残る寺院が建ち並んでおり、その参道はまちなみのアクセントとなっている.

・周辺の建築物や、外構・植栽は、寺町の落ち着いた雰囲気と調和させる.

・旧組屋敷(=与力・同心などの組の者にまとめて与えられた屋敷)街区.

・江戸時代の組屋敷を継承した整ったまちなみとなっている.崖線に狭まれてまとまりあるまちなみとなっている.

引用:新宿区,新宿区景観まちづくり計画・エリア別景観形成ガイドライン,2箪笥地域,p123

参考文献:新宿区,新宿区景観まちづくり計画・エリア別景観形成ガイドライン

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